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今月の民話(2018年11月)

秋も深まってきました。吹き抜ける風に冬の気配を感じるようになっています。
街路樹も紅葉の盛りを終えて冬支度。葉っぱを落とし始めています。
  糸魚川も平成28年12月22日におきた大火災から間もなく二年になります。 焼け野原だった本町通りに家が建ち、工事中の家もあったりして なんとはなし昔の光景がよみがえってきています。
  願わくばこの冬豪雪でありませんように程よく行きが降ってほしい と願っています。

   さて、今月のむかーしむかしのお話は、 「風波の盗賊」「薬師様の銭かけ松」というお話です。

「風波の盗賊

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   天下の険として知られる親不知に伝わるお話です。
村のはずれに風波川という川が流れてして、その上流の 小高い山の中に盗賊が住んでいました。親不知は北陸街道 沿いの村で行きかう人々の多いところでした。
  ということで、 ここには盗賊も寺の坊さん、商人、漁業、農業の人もいて 町は小さいながら活気に満ちていました。親不知《おやしらず》 返り点のつく町の名は珍しいと思います。そして、その名前には なんとはなし心引かれるものがあります。
   事件は風波で起きました。近くの大きな町糸魚川へ方向に出した娘が 4年ぶり父母のクラス親不知に里帰り。いそいそ坂道を登り始めた時、 自分の娘とは知らぬ盗賊の父親が自分の娘を斬りつけ、着物と金 を手に入れます。後で娘とわかり盗賊の父親は、動転します。
   因果応報の言葉が盗賊の心の中で渦巻き、悲しみの底へと落ち込みます。 悲しい結末になります。

   さあ、お話を聞いて下さい。

「薬師様の銭かけ松

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    小さかった頃、祭りの日を指折り数えて待ちました。
楽しみの少ない田舎では、祭りは「ハレの日」おいしいお持ちとごつそう。 神社の祭りがありました。神社には人が大勢集まり、綿あめやイカの しょう油焼、だんご売りの店が並びました。
   時には小屋が建てられ人形しばいや、こま回しの芸、へびを食べる といヘビ女が登場したりして賑わったものです。
    女の人はとっておきの着物を着、化粧をしていそいそと祭りに出かけ、 奮発して子供にもたんまり小遣いをくれ、久しぶりの買い物をして楽しみました。 一年に一度の祭りは若い男女の見合いの場でもありました。昔 は男の人と女の人が肩を並べて歩くこともできません。
    まして恋心を女の人が男の人に向かって告白することは考えられなかったことです。

   が、祭りの日は特別の日。若い娘と若い男が出会い、愛を告白するば でもあったのです。 日ごろの制約が取り払われ、自由な恋の告白ができたのです。 指折り数え、胸をときめかす、若い娘と若い男の恋の高まりが 祭りの中にあったのです。   昔もイキな計らいがあったものと、感心していしまいます。

   さあ、お話を聞いて下さい。

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