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今月の民話(2018年10月)

経験したことのない暑い夏がすぎ、少し肌寒い風の吹く10月になりました。洋服はもちろん 長袖、少し暖かいものを身に着けたくなるこのごろです。

  それにしても今年は災害が多い年です。
7月は西日本豪雨災害が発生し、その後の復興もまだの9月6日北海道 で震度7という経験したことのない地震が発生し、山が崩れ 家屋が多数倒壊する惨事がたて続けにおきています。
  後20年あるかしらという自分の生涯を、何事もなく終わりたいと 願ってしまいます。

   さて、今月のむかーしむかしのお話は、「死人とめおと」「船賃の名号」というお話です。

「死人のめおと

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  10月は神無月といって日本中の神様は出雲に集まって人間の縁組 を決めなさるといわれます。
   それで出雲は神在月(かみありづき)で出雲以外の地は神無月となっています。
さて、出雲大社に集まった神様たちは木の札にそれぞれ 男女の名前を書き、相談してカップルを決めた後、 男女の札を結びつけて「縁結び」をしたといわれます。
考えてみると神様の支持があって夫婦が誕生し家をもち、 子供も授かったと思うと、何かしら不思議な神の力が 働いていたという・・・・・神秘的な気持ちになります。

   出雲では神在祭の時「神在餅(じんざいもち)」を作ってもてなしていました。 その「じんざい」が出雲弁でなまって「ずんざい」となり、
さらに「ぜんざい」となって京都に伝わったといわれています。
ぜんざい発祥の地が出雲であったとはご存知でしたか。

    さあ「死人とめろおと」を聞いて下さい。

「船賃の名号

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    1207年、親鸞聖人が越後居多ヶ浜へ念仏弾圧を受けて流罪と なります。「南無阿弥陀仏」と唱えれば誰でも 極楽往生できるという法然の浄土教の教えは、民衆の間に浸透 し、朝廷や貴族の間にも熱心な信者が出始めると既存の宗教、 教祖が反発。折を見て弾圧をしようとします。
   そんな折り、往連房と安楽房が開いた念仏集会に御所の女房、鈴虫、 松虫が参加したことに朝廷が激怒。 念仏弾圧が発せられて親鸞聖人は越後居ヶ浜へ、法然上人は 四国土佐へ流されることになりました。
  この時、親鸞聖人は二人の弟子を連れて京都から流罪の地 越後居多ヶ浜に向かって旅をなされます。 その旅の途中、難所といわれる姫川にさしかかり、この「船賃 の名号」の逸話が生まれます。
   北陸街道を歩き越後に入っての難所は先ず、親不知です。 海辺の道が街道です。波の辛い時には波間を見計らって 岩穴から岩穴へと走りこまねばなりません。
  親鸞聖人が"さて"と困っていると、助け人が現われ、 無事難所を抜けて次は姫川ということです。

  ここでも親鸞聖人の人柄と、機転が船頭の心を解き、無事、 姫川を渡ることができました。

   さあ、船賃の名号のお話聞いて下さい。

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