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2017年9月

今月の民話(2017年9月)

  いよいよ秋、風も何となくさわやかになってきました。秋はおいしい果物の出番です。
柿、桃、ぶどう、その内りんごも出回ります。おいしくってつい食べ過ぎてしまいそうです。 腹も身の内、程ほどに食べて味覚を楽しみたいと思います。

   さて、今月のむかーしむかしのお話は、「波切り不動尊」と「小僧の花切り」です。

「波切り不動尊

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 戦国時代の武将 上杉謙信には数々の逸話が残されています。生涯妻をもたず、思慮深く 勇ましい謙信は過去に生きただけではなく、平成の現代も親しみ深い存在として認識され 続けています。
  "えっ何が"といわれそうですが、糸魚川には五つの酒蔵があります。

  1. 根知の男山酒蔵
  2. 加賀の井酒蔵
  3. 田原酒蔵
  4. 月不知の池酒蔵
  5. 謙信の酒名 池田屋酒蔵

という訳です。   川中島合戦の折り 敵将 武田信玄に上杉謙信が塩を送ったという美談の地、「塩の道」 基点近くに池田屋酒蔵があり、酒名は謙信です。1812年創業とありますので、200年余 の歴史を刻む酒蔵です。
  今回の民話の波切不動尊は船の先に不動尊を鎮座させ、旅の安全と戦勝を祈っていた 謙信に不動尊が浦本の寺 禅雄寺へ行きたいと告げた・・・・・というのです。
  謙信の信仰心あつきが故のおつげであったように思われます。

  さあ、お話を聞いてください。

  • 「小僧の花切り

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       話のタイトルから想像できるように、和尚にいわれて小僧が山へ花をとりに行って、 夜になってしまいます。帰りたいけどもう陽が落ちてあたりは暗くなってしまい、 どうしようかと思案して、山姥の住む家の戸をたたいてしまいます。
      「おれに抱かれてねれば泊めてやる」ばあちゃの正体は勿論山姥。小僧はばあちゃに抱かれて ねてはみるもののおかしい?
    ばあちゃの背中はさめのようにトゲトゲ ザラザラしているのです。
    ということで小僧は「小便をしたい」といって便所へ行こうとするとすかさずばあちゃの 山姥はひもを小僧に結び付けます。
      小さな小僧と山姥の知恵くらべといった展開となります。

      山姥は山の神ともいわれる良い山姥と、人間を食べてしまうという残虐な山姥がいますが、 ここに登場する山姥は残虐な山姥です。
      山姥は山の神ともいわれ山の守り人という前任で神とも崇める山姥もいる一方、残酷な行い をする山姥もいるということです。

      昔、ある年齢になると年寄りを山に捨てたといわれています。つまり姥捨です。
    でも年寄りにも体力、健康の相違があります。丈夫なおばあさんは生き延びます。
    山の中で木の実を食べ、葉っぱを食べ時には動物を射止めて山の生活を送る それが山姥という説もあります。
      小僧は和尚にもらったお札に助けられながら山姥から逃げ出し、最後は めでたしめでたしでこのお話は終わります。

       さあ、お話を聞いて下さい。

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