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今月の民話(2013年7月)

   夏は真っ盛り。太陽の陽射しがジリジリ照り付ける夏は稲が実り、果物は甘さを蓄えます。
  暑さには閉口しますが、この暑さがあってこそ実入りの秋を迎えることができると思えば、まあじっとがまん!
   ところで、私の10坪ほどの小さな畑には、いろんなものが所狭しと植えてあります。トマト、ピーマン、ナスさやえんどう、それにじゃがいももあります。朝起きると畑の野菜たちが気になります。水は大丈夫かな、肥料はと自分に問うように野菜を見回っています。
   暑さ寒さも彼岸までの言葉があります。2ヶ月程、暑さをがまんすればもう涼しい秋。夏を楽しみたいものです。

    さあ、今月の「むかーしむかし」のお話は「長者の山」と「山の薬師堂」というお話です。

「長者の山」

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     昔は、金持ちの庄屋や商いをしている人、寺や神社は山の上に住居を建てました。平地の方が生活の便はいいのですが、平地を流れる川がいつあばれ川に変身するかわかりません。ならば、安全な所に住まいを・・・・という事になり、裕福な人たちは高台に住居を構えたのです。川の氾濫にあわない高台に住み、畑や田んぼ仕事をしたのです。

 お金がふんだんにあったらどうしますか。銀行に預けて利子でのほほんと暮らすのもいいけれど、やっぱり働いて「今日も一日ええ汗を流して気持ちがよかった」という生活の方が充実感があっていいと思えます。

 さあ、長者の山の家族はどうなったでしょう。聞いて下さい。

「山の薬師堂」 田伏

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     お薬師様の真言は、おん。ころころ。まとうぎ。そわか。どうぞお守りくださいという真言、呪文の言葉が、おんころころまとうぎそわかです。
「お薬師様」の呼び名で親しまれている薬師如来は病気を治すという願いを聞き届けて下さるありがたい如来様で現世の利益をかなえる功徳の力は薬師如来が一番といわれています。

  薬師如来は右手の五指を伸ばし手のひらを外に向けています。これを施無畏印といいますが、畏怖の心を取り除いて安心しなさい、救ってあげますよということです。左手は薬つぼを持っておられます。
もしも病気になって困ったことがあったら、お薬師様に手を合わせ「病気を治して下さい」と願えば、薬師様は穏やかな笑顔で右手を差し出し、左手の薬つぼから薬効はなはだし・・・・という薬を下され、病気平癒「あれっ元気になった」
と歓声をあげることでしょう。

  話はそれますが、薬師如来の申し子である浄瑠璃姫と牛若丸の恋を描いた「浄瑠璃御前物語」の公演が評判となり、類似のものを全て浄瑠璃と呼ぶようになりました。最初は人形劇ではなく、琵琶法師の語り物だったのに・・・・後に人形言になります。
  浄瑠璃と聞くとすぐ人形劇を思い浮かべますが、最初は琵琶法師の語り物語であったとは・・・・・
  成程聞いて納得といったところでしょう。

   さて、「山の薬師堂」のお話を聞いて下さい。
 人間くさい薬師様で何となくお隣のご主人のような親しみを感じると思います。

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コメント

合掌ありがとうございます。
やっと辿り着きました。民話をライフワークにされている中村様、羨ましくかねがね尊敬申し上げていました。
民話には優しく諭す教えがあり自然と共存し感謝する事を説いていると思います。私は幼い頃よりラジオから聞こえてくる「とんと昔があったげな」大好きでした。これからのさらなる中村様の飛躍を期待しており念願しております。再拝。

投稿: えんむすび | 2013年7月10日 (水) 04時24分

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